高校の時に文理選択を悩む人は多いと思います。
私は日本史がとても好きだったにもかかわらず、迷わず理系を選択しました。
私は社会人になった今でも理系を選択してよかったと思っています。
その理由についてお話します。

みなさんの文理選択の参考になればいいなと思っています
文転ができる
「やっぱり文系がいい」と思ったときに文転ができるからです。
理系のほうが潰しがきくのです。
大学の入試直前に変更することは難しいかもしれませんが、例えば浪人したタイミング、就職のタイミングで文転することはできます。
理系は分野によっても違いますが、ある程度大学でスキルを学びます。
工学部だとたいていの人は電気回路やプログラミングを学びますし、数学も常に勉強しています。
理系の就職はこれらのことができることが前提になってきます。
就職してからも感じることですが、数学は常に使います。高度なものでなくても三角関数などは研究室でも就職してからも頻繁に使用するので全く触れていないと厳しいと思います。
なので、自分で勉強していればいいですが、これらを大学で勉強している理系の人は理系就職ができますが、文系の人が理系に就職するのは難易度が高いです。
理系の人が文系に就職するのはそもそも文系の就職が厳しいので簡単とは言えませんが可能ではあります。
就職が楽
理系は就職が圧倒的に楽です。
文系は100社ほど受けて受かるのは1社ということもざらですが、理系はだいたい10社程度受けて就職を決める人が多いと思います。
文系の方と一緒に就活をする機会があったのですが、文系の方は面接への入り方も型が決まっているのかと思うほどきっちり入っていかれましたが、私たち理系は就活に慣れてない感がありました。
そんな状況でも理系のほうが就職を決めやすいのです。
理系は基本的に面接では自分の研究していることを話すので、一生懸命研究に取り組んでいれば、その熱意が伝われば面接に合格できます。
そして学校にもよりますが、理系は大学で推薦をもらいます。
私の大学ではこれは特にこの人がいいと推薦されたわけではないのですが、この推薦は1人1社のみなので、この推薦を持っていくということはその会社が第一志望だということの証となります。
会社側は内定を渡してから内定辞退されることを嫌いますので、この第一志望の証がとても大切になります。なので第一志望の会社は受かりやすいです。(第一志望でない企業は第一志望でないことがバレてしまうのですが、、、)
歴史を仕事にするのは難しい&好きを仕事にしたくない
歴史はとても好きなのですが、歴史を使うという仕事があまり思いつきませんでした。
歴史館の館長や研究者などに限定されて歴史が好きで文系に進んだとしても歴史を仕事にするのはほとんど無理だと思いました。
また、歴史がとても好きなので、好きなことを仕事にしたくないと思いました。
好きなことを仕事にしたい人と、好きなことは趣味で楽しみ仕事にしたくない人の2パターンいると思います。
私は趣味=仕事だと常に仕事をしている時としていない時のメリハリがなくなりしんどいなと感じました。
それに、勉強しろと言われるとやりたくなくなり、やらなくてもいいとなるとやりたくなるのと同じで、歴史を仕事にすると好きでなくなるかもしれないなと思い別のことを仕事にすることにしました。
理系科目は得意ではないですが、好きかな~ぐらいのモチベーションなのでそれぐらいなら楽しくできるかなと思いました。
また、得意でないことを伸ばすほうが成長も感じられますし、自分のできないことを一つつぶすことができると考えました。
歴史を研究したいわけではない
私は歴史が好きですが、別に研究をしたいわけではありません。
歴史の研究というと今わからないことを解明することをイメージしたのですが、特に解明したいわけではないな~と、、、、
私は歴史の本を読むのは好きですが、それだけで十分で誰かが解明したものを知れたらそれでいいのです。
大学で歴史を研究したいわけでないなら特に文系で歴史を学ぶために大学に行く必要はないと思いました。
なので私の歴史好きはお寺や神社や京都に行ったり、歴史の本を読むことであって、研究したいわけでも歴史を誰かに説明したいわけでもないのでただの趣味がちょうどいいと思いました。
・理系は文転しやすい
・理系は就職しやすい
・歴史を仕事にしたいわけではない
・歴史を研究したいわけではない
私はこれらの理由から歴史好きでも理系に進みました。
理系の良さをお伝えする形となりましたが、私の友達には文系に進み作家になった人もいます。
大学で何を学びたいのか、仕事は何をしたいのかそのためにどうすべきかを考えることが文理選択につながります。
得意だから、苦手だからとかではなく、どうなりたいかを考えて文理選択をすると将来後悔せずに済むと思います。
高校の皆さんは自分の進む道をじっくり考えてくださいね。
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