理系として就活するなら今大学や大学院で行っている研究内容を面接で説明する機会があると思います。そこでのコツについてお話します

リクルーター経験があるので、自分の就活時とリクルーターで見た学生についてお話します!
そもそもリクルーターって?
会社によって違うかと思いますが、私の会社では中堅と2年目3年目あたりがリクルーターをします。
自分の出身校の学生を持ちます。
リクルーターとしてはやはり自分の出身校の学生に自分の会社に入って欲しいと思うので頑張って応援します。
ただし見込みがないと思った学生は面倒を見ない可能性もあります。リクルーターも忙しいので、学生の手助けをできる時間も限られています。なので見込みのある学生に賭けたいと思います。
といってもあまりにひどくなければ、またやる気があって、この会社に入りたい!本心で思ってくれているとわかれば親身になってくれます。
なので学生の皆さんはリクルーターを頼ってください。
面接官はその研究について詳しくない!
最初の方の面接は人事の方が行います。文系です。
最後の技術職の面接官でもあなたの専門分野ではない可能性が高いです。
理系の学生の皆さんは卒論や学会で自分の研究を発表する機会があったかと思いますが、その時と一緒でいいわけがありません。
まず相手がどのような人かを察する必要がありますが、わからないのでとりあえず文系の研究の知識が全くない人だと思って噛み砕いて話してください。
「相手のわからないような難しいことを話すのが賢そうでいいんじゃない?」と思う人もいるかも知れませんが、会社ではカッコいいことはどうでも良くて人に伝わらなければ意味がありません。
わかりやすく話すには具体例があるといいですね。
例えば身バレ防止のために隠して言いますが私が大学の時の研究をもとに説明すると
「◯◯◯というセラミックの研究をしています」と言ってもよくわからないですね。
「スマホなどに入っている電気を流して振動させる半導体の作り方を研究しています」という方がわかりやすいですね。
そして技術系の面接官だと、その研究の一部分がその人のツボにはまることがあります(笑いのツボではありません)
自分がその研究につい詳しくなくても「ここの部分なら前やってたことがあるから気になる!」とか「数年前に面接した学生が説明していたことだな」とかあります。
面接官はいろいろな研究を聞いているので耳がダンボになっていて上っ面の知識は多いことがあります。
もしそうだとわかればその部分について詳しく話すと喜んでくれます。なのでガチガチに用意したことだけでなくても相手の質問に対して答えられるようにしておきましょう。
研究目的はしっかり
研究目的も大事です。
その研究はなんのためにやっているのか、どの研究をするとどのようないいことがあるのかをしっかりいうべきです。これはどんな研究発表でも言いますね。
やったことだけ話されても「で?なにがやりたいの?」となってしまいます。
ちなみに私は学会などでいう研究目的とは少し違うことを言っていました。
学会などの研究目的だとわかりにくいし、今までの研究の歴史があるので自分の研究だけを初めて聞く人に話すとわかってもらえない可能性があるなと思ったので、ものすごく噛み砕いて「(そこに到達するのはいつかわからないけど)このようなことに役立てることを目指します」と説明していました。
資料を作っていく場合
たまに資料を事前に作って持っていくように言われることがあります。
あまりプレゼン資料を作り慣れていないせいか、文章をずらずら書いてくる人がいます。
やめましょう!
またそのような人が多いから図を入れてくるようにと注意書きをしていると図しかなくて図鑑のようになる学生がいます
やめましょう!!
図も文字も必要ですが、文字に関しては文を長々と書くのでなく本当に必要なことだけ書きましょう。細かいことは面接で話せばいいので大事なことだけで十分です。
研究成果はできるだけ数値で表すようにしてください。就活段階でまだまだ研究が進んでいなくて難しいかもしれませんが、今出ている結果を示して、卒業までにこうすると言えるといいですね。
理系なら客観的に数値で示すと理論的でいいです。ただそのグラフは縦軸と横軸を初見で理解するのは難しいので
「この値が高いと言うことは〇〇ということです」
や
「このグラフが直線的で比例の関係にあるのでこれとこれは因果関係があるということです」
と説明するとわかりやすいです。
就活での研究内容の紹介についてお話しました。
誰にでもわかりやすく!目的をはっきりと!
がコツです。理系の就活が少しでもうまくいきますように!!
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